October 10, 2004

地上波のデジタル化で国民の権利は全て奪われる?

日本のテレビ放送が国策として全てデジタルに切り替えられる。従来のアナログ放送による放送は、2011年7月24日には停波しなければならないと法律に明記されているのだ。
デジタル技術によって、映像や音声の品質が高まり、多チャンネル化や双方向性も進むと、あたかもバラ色の未来が待っているかのように喧伝されている。
しかし現実には、多様な情報や視点を伝える多チャンネル化と逆行する情報の集中化・寡占化が進行しつつある。そうなれば、いま以上に情報が政府にコントロールされてしまうのだ。
(Web現代・Click Japan・危機の正体〜「テレビ」が滅びるとき〜より)

つまりはテレビの世界は、地上波デジタルに向けての設備投資で破綻した小さな地方局がキー局に吸収され、受信料収入で浮き沈みのないNHKを頂点とした一極集中の流れにあるというのだ。
それが、政府にとって都合がよい。
政府の意見に反対するメディアは排除され、民主主義は崩壊するが、政府は好き勝手に政治できるということだ。

このままではいろんな名目で所得からどんどん税金が引かれ、役人は私腹を肥やす結果となりかねない。
そればかりまだいいが、権力がどんどん集中されることで、この国が独裁国家と名実ともになってしまうのが危険だからだ。
独裁国家となれば我々国民は全て奴隷だ。自分のために何もできなくなる・・・
そんなブラックなことが情報のコントロールによっていとも簡単にできてしまうのだ。

私は1981年生まれだから、生まれたときから日本のテレビと新聞が全国に渡って系列化されていて当たり前のことのように思われていたが、テレビ局はもともと公共放送のNHKと3大ネットワークと専門局2つでスタートしたのだそうだ。
くりぃむしちゅー上田晋也氏が「テレビ朝日」のうんちくで語られた話だが、元々テレビ朝日はNET(日本教育テレビ)という教育専門チャンネルで、総合編成の放送局ではない。
テレビ東京も元々は東京12チャンネルという科学技術振興のためのテレビ局で、科学技術振興財団が申請して認められた専門チャンネルである。

そこに朝日新聞がテレビを持ちたいと考え始め、NETがテレビ朝日となり、その影響でTBSが毎日新聞社系列となり、関西地区ではTBSと系列を組んでいたABC(大阪朝日放送)が一夜にしてMBS(大阪毎日放送)と入れ替わり、東京12チャンネルは日本経済新聞社系列になったのだ。これに大きく関与したのがあの田中角栄である。
つまりはガンダムSEED DESTINYや鋼の錬金術師はMBS制作だから関東ではTBSで放送されたが、ことによってはCSでやっと全国放送される事態になっていたのかもしれない。まぁ、そうなればテレビ東京のアニメはもっと科学的な番組を制作していたかもしれないし、ドラえもんは完全に教育路線になっていたかもしれないが。

新聞社がテレビ事業を傘下におさめ、そのテレビ局は地上波だけでなくBS放送をやり、新しいテレビとなるはずだったCS放送を牛耳ってしまいました。
そして、多チャンネルの要になるはずだったケーブルテレビもNHKとNTTによって普及しなかった(とはいえ、今はインターネットのプロバイダもやっているので息を吹き返した感じもするが)。
綺麗な画面、高い音質など日本人の誰しもが求めているものではない。
「画面が綺麗でも中身がつまらなければ意味がない」
おたっきぃ佐々木氏はこれに似た発言を1998年のダニメ大賞(確か「守って!守護月天」のコメントだったと思うが・・・ちなみにその後CSで「守護月天」と変えて放送された。)で言っては「もっといいアニメを作ってください」と締めくくった。
実際これはアニメだけではなくテレビ番組全体に言えることなのではないだろうか?

今は21世紀初のお笑いブームだとされているが、テレビ番組ではお笑い芸人が何でもやっている状態である。声優さんがもっと売れるような事態になってしまえば今度はそういう人たちが何でもやるようになってしまうだろう。
表舞台に立たず、昔から裏にいる人間ばかりが私腹を肥やす日本の構造。これを崩すことも今ならできるかもしれない。

自分のために今、立ち上がろう。

libarty at 21:52│Comments(0)TrackBack(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 政治 

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1. ■CMカット機能は著作権法違反か?  [ 素晴らしき世界〜What A "Wonderful World" ]   December 16, 2004 21:43
 日本民間放送連盟(民放連)の日枝久会長(フジテレビジョン会長)が、CMを飛ばして再生が可能なDVDレコーダーについて、「著作権法に違反する可能性もある」と噛みついた(朝日・11/12)。メーカーに対応を求められないかを検討するため、研究部会を設けたという。  

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